難民ナウ!は、「難民問題を天気予報のように」をコンセプトに、
子どもたちが、自分の家で安心して眠れる日を夢見て活動を続けています。
「遠くの悲しみ」になってしまいがちな「難民」の存在が、
繰り返し放送されることで、地域コミュニティの中で見える存在となることを目指します。
「難民」は、私たちとなんら変わりのない、多様な側面を持った
「人」であることを伝え続けています。
2004年2月から、京都三条ラジオカフェ(FM79.7MHz)で毎週土曜日19時に放送中です。
ナワダカモガネカ
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2007年から、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と、関西学院大学がスタートした「難民高等教育プログラム」。
UNHCRが推薦する難民等を大学が特別奨学生として受け入れ、学費と生活費の一部をサポートするものです。
難民ナウ!では、この事業が難民にとって大きな希望となっていることを知り、京都を中心とした大学にこのプログラムへの参加を呼びかけています。
ナワダカモガネカは、「難民特別奨学生制度枠を大学で考えたり求めたりする学生ネットワーク関西」の略称です。
難民問題をめぐるアート展
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「難民」の多様性を伝えたい。
ただ、伝えるだけではなく、情報の受け手がパラパラ漫画のように「ひと手間」をかけることで、主体的に関わるきっかけをつくりたい。
そんな思いからスタートしたのが、「難民問題をめぐるアート展」です。アーティストが「難民」と耳にしたときの印象を作品と言葉にして展示します。来場者が自分のイメージを重ね合わせ、難民の持つ「多様な」側面に思いをはせることを目指しました。
マップ・レボ プロジェクト
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「難民」の存在が見えにくい日本社会の中だけで議論するのではなく、海外の人たちが「難民」と耳にしたときに何を感じるのか?
自分の当たり前に疑いの目を向け、難民との新たな関係を築くことをことを目指したプロジェクトです。
25ヵ国・30人の人々へのインタビューを行いました。
京都三条通りジャック
・2007年、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官(当時)の来日に合わせて開催された「表参道ジャック」。パレードや沿道の商業施設の協力によるスタンプラリー、講演会など表参道が難民一色に染められたイベントとなりました。2008年も開催された「表参道ジャック」と連動し、京都でも屈指の観光スポットであり、難民ナウ!の活動拠点である三条通りでも同様のイベント「京都三条通りジャック」を開催しました。近隣のカフェ、商業施設、中学校、住民の皆さんの協力のもと、「お買い物しながら考える難民問題」を実現する一日となりました。
・東日本大震災、福島原発の事故によって、これまで「遠くの悲しみ」だった難民問題は、誰にも起こりうることだと一人ひとりに突きつけられました。そうした中、とくに福島の子どもたちを放射能汚染から守る必要があると考え、2011年10月からスタートしたインターネット放送です。コンセプトは「子どもの安全を守る!」